協働研究

フルインクルーシブな学校作りへの挑戦:福島県双葉町での実践

研究代表:大塚 類(教育学研究科)
研究分担者:梶谷 真司(総合文化研究科)、山名 淳(情報学環)、ライラ・カセム(総合文化研究科)、中里 晋三(HMC特任研究員)

福島県の双葉町では、数十名の児童生徒が帰町を目指しいわき市で避難生活を続けている。数年後の双葉町での学校建設を視野に、研究代表者の大塚が委員長をしている学校設置検討委員会で、対象者も、コンセプトも、立地も、建物もすべてゼロからの学校案に着手するところである。

本協働研究では、多様な子どもたちだけでなく、保護者、地域の人々、地域外の関係者といったすべての人々がコミットできるフルインクルーシブな学校作りに何が必要であるかを、哲学と教育学の観点から、双葉南北小学校と双葉中学校(以下、小中学校と略)をフィールドとして実践的に解明することを目指す。と同時に、得られた知見を実際の学校作りにも活かすことを目指す。本研究の端緒として、2023 年 8 月には、学習支援と学校探検ワークショップを実施し報告書をまとめた。今後は、小中学校において年数回、児童生徒に加えて、教職員、保護者、地域の人々等を対象とした学校作り・地域作りに関する様々なワークショップを実施し、データを収集する。本協働研究は、現在日本全国で試みられている「学校を核とした地域作り」の先進的な実践事例となるはずである。

また双葉町での実践に付随して、フルインクルーシブなコミュニティ作りを先駆的に行ってきた団体、施設、あるいは地域の取り組みとも積極的なコラボレーションを図る。イベント・研究会の開催や視察を通じ、狭義の「教育」の枠に捉われず、異領域の実践が互いに学び、触発し合う場を作っていく。

研究成果は、セミナー、シンポジウムの開催、ブックレット等刊行物、SNSを通して広く発信する。

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