共同イベント

書苑閑談 Book Garden Talk Ⅱ〜ゆっくり見るということ〜

  • 日時:2025年9月2日(火)14:00 - 15:30
  • 開催形式:Zoomオンライン配信/現地参加
  • 申込先
    Zoom:https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/Yu0PiUgsQ4CM3IckA_8XDg
  • 現地参加(着席):https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSclgyRbbjnroCsUcd3qdrAaT3mj-OrKoUT8xAjs1RpF8BHjew/viewform?usp=header

    ※先着20名に達した後、適宜登録フォームを締め切ります。立ち見の可能性もございますが、当日現地でご視聴いただくことも可能です。
    ※ECCSメールからの応募を先着10名分まで優先いたします。学内の方はECCSメール(~~~@g.ecc.u-tokyo.ac.jp)でお申し込みください。
    ※現地参加者には、二日前にご案内メールをお送りいたします。
    ※体調不良などで現地参加をキャンセルされる場合は、hmc-info[at]l.u-tokyo.ac.jp までご連絡ください。その際も上記ZoomのURLからご登録頂ければ、Zoom参加が可能です。Zoom参加の場合は、キャンセルのご連絡は不要です。

  • 登壇者:
    • 新藤浩伸(東京大学大学院教育学研究科准教授)
    • 北垣憲仁(都留文科大学地域交流研究センター教授)
  • 主催:東京大学ヒューマニティーズセンター
  • 共催:東京大学消費生活協同組合

概要

先日刊行された『スロー・ルッキング』(東京大学出版会、2025年)のテーマである「見る」こと、そして「ゆっくり」見ることは、シンプルでありながら学際的な広がりと歴史的な奥行きを持っています。著者シャリー・ティシュマン氏(ハーバード大学教育学大学院)の専門である教育学に加え、博物館学、自然史、科学史、美術史等を幅広く視野に入れた本書が、素早く見て判断することが重視されがちな現代社会に投げかける問いは大きいものです。

訳者の北垣憲仁(都留文科大学地域交流研究センター教授、動物行動学)と新藤浩伸(東京大学教育学研究科准教授、生涯学習論)は、動物と人間とそれぞれ「見る」対象が違う専攻ですが、違うゆえに、そして博物館学という共通の関心から、見ることの不思議と面白さに魅かれこの本と出会いました。本書を手がかりに、多くの方と「ゆっくり見る」ことの現代的な可能性について探究したいと思います。

関連書籍

  • アルマン・マリー・ルロワ著、森夏樹訳『アリストテレス 生物学の創造(上)(下)』みすず書房、2019年
  • 大森荘蔵『知の構築とその呪縛』ちくま学芸文庫、1994年
  • ミシェル・フーコー著、渡辺一民、佐々木明訳『言葉と物:人文科学の考古学』新潮社、2020年(新装版)
  • チャールズ・ダーウィン著、渡辺政隆訳『種の起源(上)(下)』光文社、2009年
  • アリストテレス著、内山勝利、神崎繁、中畑正志編『動物誌(新版 アリストテレス全集 第8巻・第9巻』岩波書店、2015年
    大田堯『大田堯自撰集成4 ひとなる:教育を通しての人間研究』藤原書店、2014年
  • 中小路久美代、新藤浩伸、山本恭裕、岡田猛『触発するミュージアム:文化的公共空間の新たな可能性を求めて』あいり出版、2016年