シンポジウム 「世界哲学としてのアジア思想」
世界文学や世界史という新たな試みがなされるなか、哲学にもその問いは問われている。すなわち、アジア思想を単なる地域思想や地域哲学という理解を超えて、新しい普遍に寄与するものに変形し、同時に、近代の哲学をも変容させるという問いである。このシンポジウムでは、世界哲学としてアジア思想の可能性を議論し、「在来の理論」が普遍に開かれるための方法をともに探求していきたい。
- 日時:2018年12月9日(日)13:00 - 18:00
- 会場:東京大学本郷キャンパス 東洋文化研究所3階第1会議室
〈プログラム〉
- オープニング(司会 梶谷真司) 13:00 - 13:15
- 第Ⅰセッション 13:15 - 14:45
- 陳少明(中山大学) 「中国哲学:世界に向かう地域の知」
- ブレット・デービス(Loyola University Maryland)「世界哲学における日本哲学」
- 第Ⅱセッション 15:10 - 16:40
- 黄鎬徳(成均館大学)「コール・バック1940年代、飛地の世界哲学と宇宙的雑説をめぐって――1937−1980の朝鮮半島、近代超克への試みの二つの形式」
- 後藤絵美(東京大学)「現代におけるイスラームの思想、信仰、実践の連環」
- 石井剛(東京大学)「サイノフォン・スタディーズと中国哲学」
- 共同討議(司会 中島隆博) 17:00 - 18:00
共催:
- 東京大学ヒューマニティーズ・センター(HMC)LIXIL 潮田東アジア人文研究拠点企画研究「21世紀における共生の理論と実践」
- 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属「共生のための国際哲学研究センター」(UTCP)