シンポジウム「アジアにおける西洋社会思想の受容と変容」
延期になりました。開催日は、現在のところ未定です。
- 日時:
2020年3月2日(月)13:00 - 17:00 (受付開始 12:30) - 場所:東京大学国際学術総合研究棟1階 文学部3番大教室 (本郷キャンパス)
- 主催:東京大学アジア研究図書館 東京大学ヒューマニティーズセンター 東京大学東アジア藝文書院
- 協力:東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)
- 入場無料
近代アジア諸地域における西洋社会思想・社会科学の受容過程に注目して、その 特徴を明らかにする。殊に、アジア諸地域が持っていた固有の社会思想や世界像が 受容過程にいかに影響し、西洋由来の思想・科学にどのような変容を生じさせたか という点と、変容にもかかわらず、それがやはり受容であったからには、その思 想・科学がアジア諸地域の社会や人びとの行動様式・思考様式・制度にいかなる刻 印を残しているのかといった点に注目する。
こうした作業を通じて、(1)「アジア」と「西洋」の間の、またアジア諸地域間の 相互理解や知的相互浸透の可能性と困難性の所在を確かめ、また、(2)こうした作業 を今後さらに展開するために必要な、科学諸分野間の連携や協同の必要性を確認し、 その可能性を展望する。
プログラム
司会
- 佐藤健二 (東京大学大学院人文社会系研究科教授、東京大学副学長、 東京大学ヒューマニティーズセンター企画研究フェロー)
- 松本武祝 (東京大学大学院農学生命科学研究科教授、東京大学アジア研究図書館運営委員)
- 13:00
問題提起:小野塚 知二 (東京大学大学院経済学研究科教授、東京大学アジア研究図書館長) - 13:10
報告1:20世紀日本におけるアダム・スミスの受容:不十分な マルクス/シヴィック・ヒューマニスト/(現代)経済学の父
有江 大介(横浜国立大学名誉教授、東京大学経済学部客員研究員) - 13:45
報告2:近代中国における西洋の立憲思想の受容
李 暁東(島根県立大学総合政策学部教授) - 14:20
報告3:英領インドにおけるナショナリズム思想の受容と変容:ガーンディーのスワラージ(自治・独立)概念を手がかりに
間 永次郎(東京大学大学院総合文化研究科特別研究員、日本学術振興会特別研究員PD) - 15:10
コメント1:石井 剛(東京大学大学院総合文化研究科教授、東京大学東アジア藝文書院) - 15:25
コメント2:月脚 達彦(東京大学大学院総合文化研究科教授) - 15:40
全体討論 - 16:50
総括:蓑輪 顕量(東京大学大学院人文社会系研究科教授、 東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門長)
お問い合わせ先
東京大学アジア研究図書館
担当
asialib[at]lib.u-tokyo.ac.jp
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