協働研究

「顔」は何を語るのか──過去から未来へ

研究代表:永井 久美子(総合文化研究科)
研究分担者:髙岸 輝(人文社会系研究科)、梶谷 真司(総合文化研究科)、鈴木 敦命(人文社会系研究科)、出口 智之(総合文化研究科)、中村 覚(史料編纂所)、笠原 真理子(HMC助教)、水野 博太(HMC特任研究員)
学内研究協力者:平澤 加奈子(史料編纂所)
学外研究協力者:上田 竜平(京都大学人と社会の未来研究院)、藤田 弥世(京都大学学術研究展開センター)、鈴木 親彦(群馬県立女子大学)

「顔」をはじめとする容姿は、どのような価値観を生み出すでしょうか。本協働研究は、現実の「顔」のほか、文学や絵画に描かれた「顔」に対する感覚や評価が、人々のものの見方や考え方にどのような影響を及ぼし得るのかを、多様な観点から追究します。具体的には、代表者がこれまでに科研費基盤研究(C)やHMC公募研究(A)で行ってきた比較文学研究の知見を踏まえつつ、協働研究により、歴史学や哲学などの人文諸学の方法を用いた考察にも研究の幅を広げ、自然言語・画像解析、心理実験・調査といった自然科学的手法による定量的検討を行う予定です。

時代や地域を超えて「顔」の問題を広く取り上げることは、現代における多様な価値基準の共生をめぐる議論にも寄与するものとなるでしょう。研究成果はオープンセミナーの開催とブックレットの刊行を通し、広く発信することを目指します。

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