明治期新聞・雑誌の口絵・挿絵を考える
- 日時:2020年10月30日(金)17:30 - 19:30 (オンライン開催)
- 担当者:出口智之
- 申込み:10月27日(火)締切で、下記の様式で申込みください。
明治20年代から30年代は、近代出版が隆盛を迎え、現代につながる出版文化の原型が形作られた時期でした。そのコンテンツの中心はもちろん活字によるテキストでしたが、同時に口絵・挿絵といったイラストレーションにも大きな変革が起ったことは見逃せません。明治初期から10年代までの、江戸を引継いだ挿絵文化とは異なり、多様な印刷技術の導入、洋画家や写真の起用、文学作品との新しい関わりかたの模索など、様々な試みが積極的に行われ、新しい近代口絵・挿絵が花開きました。その諸相をご紹介しつつ、明治期における口絵と挿絵の問題を広く考えてみたいと思います。