オープンセミナー

VOC’s Hofreizen: Japan, India and Persia
オランダ東インド会社の「宮廷旅行」―日本、インド、ペルシア

In-person registration (Deadline:3/27)  
現地参加申込(〆切:3/27)
https://forms.gle/hZ9Pnv4deTVKLpSn7
* We will send a notification email with a campus map on March 28th to those who will be attending in person.
3月28日(火)にご案内メール&会場マップをお送りいたします。

Online participation (Zoom Meeting)
オンライン参加申込
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZEtdOGgrDouHdF1619ujoEdvnTyIEc4_fhf

  • Date & Time: Wednesday, March 29, 2023, 1:00 - 4:00 pm (JST, UTC+9)
  • Venue:
    ①University of Tokyo, International Academic Research Bldg.1F, Lecture room3
    ②Online (via Zoom Meeting)
  • Speakers:
    • Guido van Meersbergen (Warwick University)
      'Comparing Hofreizen: Perspectives from Mughal India'
    • Norifumi Daito (University of Tokyo, Historiographical Institute)
      'Hofreizen to Persia: Environments and Cooperation'
    • Lennart Bes (Leiden University)
      'Hofreizen in South India as Windows to the Power of Indian Courtiers'
  • Chaired by: Norifumi Daito
  • Language: English
  • Host: The University of Tokyo Humanities Center

  • 日時:2023年3月29日(水)13:00 - 16:00
  • 開催方法:現地×Zoomオンラインのハイブリッド形式
    ①現地参加:東京大学国際学術総合研究棟1階文学部3番大教室  
    ②Zoomオンライン参加
  • 報告者:
    • ヒド・ファン・メールスベルヘン(ウォーリック大学)
      'Comparing Hofreizen: Perspectives from Mughal India'
    • 大東 敬典(東京大学史料編纂所)
      'Hofreizen to Persia: Environments and Cooperation'
    • レナルト・ベス(ライデン大学)
      'Hofreizen in South India as Windows to the Power of Indian Courtiers'
  • 司会:大東 敬典(東京大学史料編纂所)
  • 言語:英語
  • 主催:東京大学ヒューマニティーズセンター

概要

HMC主催セミナー「オランダ東インド会社の「宮廷旅行」―日本、インド、ペルシア―」をご案内いたします。

長崎出島のオランダ東インド会社商館長一行が江戸に赴き、将軍に拝謁し貿易許可の礼を述べ、献上品を呈する、いわゆる「江戸参府」は、近世日本の対外関係を規定する主要行事の一つとして精緻な研究が積み重ねられてきました。その一方で、アジアの他の地域においても会社使節による政治的支配者の「宮廷」への旅が行われたことについては、十分に検討されてきませんでした。

アジア各地の会社の「宮廷旅行」を比較する試みは、これまでオランダを中心に海外の研究者によって行われてきました。近年では、異文化理解、物質文化の問題としても論じられています。しかし、そうした研究の多くに共通する視座は、オランダの「外交」であり、主たる関心は、オランダ(ヨーロッパ諸国)のアジア進出の成否および性格を明らかにすることにありました。

「江戸参府」「外交」という日蘭両国の伝統的な問題関心や研究成果を踏まえつつ、今後どのような観点から比較研究を行うことができるでしょうか。本セミナーは、イギリス・ウォーリック大学から、ムガル朝インドを対象に新たな外交史研究を模索するヒド・ファン・メールスベルヘン氏をお招きし、課題と展望をお話しいただきます。また大東敬典(東京大学史料編纂所)、レナルト・ベス(ライデン大学)は、今年度ヒューマニティーズセンターの支援を受け、それぞれペルシア、インド・マラバール地方を対象に比較研究に取り組みました。その成果報告も行います。