移民家庭の教育期待─都内A小学校のケースから考える─
- 日時:2024年10月31日(木)17:30 - 19:30(日本時間)
- 開催形式:Zoomオンライン開催
- 使用言語:日本語
- 登壇者:髙橋史子(東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻)
- 主催:東京大学ヒューマニティーズセンター(HMC)
- 申込(参加無料・要登録):
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZcpcOGrpzIqH9ARKbfx_x039eUPKe7V-iBt
概要
現在、日本の公立小学校に通う移民児童(ここでは保護者のうち少なくとも1名が日本語以外の言語を第一言語とする家庭の児童とする)の数は増え、とりわけ東京都は中国籍やネパール籍の児童を中心にさまざまな国籍、言語、文化の児童が多く通っている。本セミナーでは、全児童のおよそ3割が移民児童である都内A小学校で行った児童・保護者それぞれを対象とした質問紙調査の結果をもとに、移民家庭が日本人家庭(保護者が日本語を第一言語とする家庭の児童)と比較してどのような教育期待を持っているかを明らかにする。これまでの国内外における移民家庭の教育期待に関する先行研究を参考にしながら、移民家庭の高い教育期待を冷却させず、かつ学力や進路における格差をできるだけ生み出さない教育はいかに可能なのかを検討したい。