「大江健三郎『水死』を読む」
- 日時:2024年6月13日(木)17:30 - 19:00
- 開催形式:Zoomオンライン
*学内関係者は、対面参加可能。会場:法文1号館115教室 - 使用言語:日本語
- 登壇者:
- 阿部賢一(東京大学)「大江健三郎『水死』の自筆原稿について」
- 井上隆史(白百合女子大学)「大江健三郎『水死』を読む」
- 主催:
東京大学ヒューマニティーズセンター - 共催:
科研費・基盤研究(C)「大江健三郎とミラン・クンデラ アーカイブと比較研究」(研究代表者:阿部賢一) - 申込(参加無料・要登録):
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZ0ufuytrDwvH9cT9X2RkaBI8nux5fYXzPsb#/registration
概要:
2023年9月、東京大学文学部内に大江健三郎文庫が開設されました。同文庫には、森昭夫氏が寄贈した数多くの書籍資料のほか、作家大江健三郎(1935-2023)が東大文学部に寄託した自筆原稿等の資料も所蔵されています。HMC協働研究「大江健三郎氏寄託資料に関する基礎的研究」では、同文庫に所蔵されている資料の整備を進めてきましたが、このたび、大江文学に関する連続オープンセミナーを開催することになりました。
第一回は、『大江健三郎論 怪物作家の「本当ノ事」』(光文社新書、2024年)を上梓されたばかりの井上隆史氏(白百合女子大学教授)をお招きして、『水死』(2009年)についてご講演いただきます。父の死の真相、戦後民主主義などのモティーフが複雑に絡み合っている小説について、未発表の自筆原稿も触れながら、お話いただく予定です。
なお、井上氏の講演に先立ち、文庫担当の阿部賢一(東京大学)が大江健三郎文庫に所蔵されている『水死』の原稿についての報告を行います。
関連書籍:
- 井上隆史『大江健三郎論 怪物作家の「本当ノ事」』(光文社新書、2024年)
- 大江健三郎『水死』(講談社文庫、2012年)